6月は「整える季節」|東洋医学で考える梅雨と長夏の過ごし方

6月になりました。
早いもので、今年も半分が過ぎようとしています。
年始に立てた目標や、
「こんな一年にしたい」と思い描いていたこと。
順調に進んでいることもあれば、
忙しい毎日の中で少し忘れてしまったこともあるかもしれません。
6月は、一度立ち止まり、
「今の自分はどこにいるだろう?」
と見つめ直すのにちょうど良い時期です。
梅雨は憂うつな季節?
これから梅雨を迎え、
雨の日も増えてきます。
空が曇り、
湿度も高くなるこの季節。
なんとなく気持ちまで重たく感じてしまうこともあります。
・体がだるい
・むくみやすい
・頭が重い
・胃腸の調子がすぐれない
・やる気が出ない
そんな変化を感じる方も少なくありません。
雨が続くと、
「早く晴れてほしい」
と思うこともありますが、
自然界にとって梅雨はとても大切な季節です。
田畑を潤し、
植物を育て、
夏へ向かう準備を整える時間でもあります。
東洋医学で考える「湿」の影響
東洋医学では、
この時期は「湿(しつ)」の影響を受けやすいと考えられています。
湿気が多くなることで、
体の中にも余分な水分がたまりやすくなります。
その結果、
・だるさ
・むくみ
・胃腸の不調
・集中力の低下
などにつながることがあります。
特に胃腸は湿気の影響を受けやすく、
食欲が落ちたり、
胃が重たく感じたりすることもあります。
6月は「長夏(ちょうか)」という考え方
五行では、
春は「木」
夏は「火」
秋は「金」
冬は「水」
に対応します。
そして、その季節の変わり目に存在するのが
「土」のエネルギーです。
東洋医学では、
春から夏へ移り変わるこの時期を
「長夏(ちょうか)」と考えます。
長夏は、脾(ひ)や胃と深く関わる季節です。
脾や胃は、
食べたものを消化し、
必要な栄養へと変えていく働きを担っています。
経験や感情を「消化する」季節
東洋医学では、
土は食べ物だけでなく、
日々の出来事や経験、
感情までも受け止め、
自分の糧へと変えていく力に例えられることがあります。
だからこそ6月は、
「もっと頑張らなければ」
と前へ進むだけではなく、
これまでを振り返り、
・できたこと
・できなかったこと
・感じたこと
・学んだこと
を見つめる時間でもあります。
一年の折り返し地点だからこそ、
「今の自分は何を感じているだろう?」
そんな問いを自分に向けてみるのも良いかもしれません。
6月におすすめのセルフケア
深呼吸しながら明るい色を見つめる

雨や曇り空の日が増えるこの季節。
なんとなく気持ちまで重たくなったり、
どんよりした気分になることもあります。
そんな時は、
日常の中で「色」を意識してみてください。
ご自身が見ていて心地よい色や、
気持ちが明るくなるような色を見つめながら、
ゆっくり深呼吸をしてみましょう。
お部屋に鮮やかなお花を飾るのもおすすめです。
ちょうど紫陽花が美しい季節ですね。
紫や青、ピンクなど、
色とりどりの花々が私たちの目を楽しませてくれます。
雨の日が続くからこそ出会える景色や彩りもあります。
よろしければ、
この季節ならではの楽しみを見つけながら過ごしてみてください。
整えることも前進のひとつ
私たちはつい、
「もっと頑張らなければ」
「もっと前に進まなければ」
と思いがちです。
けれど自然界が梅雨という時間を必要としているように、
私たちにも立ち止まり、
整える時間が必要です。
6月は、
今年前半を振り返りながら、
心と体、
そして日々の経験や感情をゆっくり消化する季節。
整えることも、
大切な前進のひとつです。
どうぞご自身のペースで、
心地よい6月をお過ごしください。
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